むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

俺アワード2022

毎年この時期勝手にやってる俺アワード。昨年12月~今年11月に買った音源から選ぶ10作。

今期買ったCDは約325枚(11/30に20枚超買ったのを含む)。CD購入の実数が減っているのもそうだし、年々まとめ買いの割合が増していて音源購入の機会自体がだいぶ減っている。このままでは衰える一方なので、何とかして未知のミュージシャンに触れる機会を増やさねばともがいているが、長年「中古店A」と表記していた金山のサウンドベイがとうとう閉店し、ビジュアル系でお世話になっていたクローゼットチャイルドもCDの店頭発売を取りやめ、GEOも中古CDの買い取りを取りやめた(中古販売はまだしているが、先細りは間違いない)。とにかく現場でCDを買う側としては厳しい状況。このままではレンタルCDも数年内になくなりそうな勢いで、この先大丈夫なのかしらという不安がずっとある。

1. HAKLO「This is HAKLO #2」
2. ユナイト「NEW CLASSIC」
3. アンフィル「BEAUTIFUL ERA」
4. Ghost like girlfriend「ERAM」
5. SixTONES「CITY」
6. MUCC「脈拍」
7. Official髭男dism「Editorial」
8. 藤井風「HELP EVER HURT NEVER」
9. tipToe.「candlelight」
10. m:a.ture「end roll」

1枚足りないけどダイジェスト的プレイリスト(Spotify):https://open.spotify.com/playlist/7uFYEsyeLEcqj2nNmtGTf2?si=620c5d2a6ce442f8

1. 以前から聴いている方がいらして良さそうだったのでアルバムを買いに行くも市内の専門店では取り扱っておらず・・・といった感じで、最初に回収したシングルも良かったのでめったに使わないネット中古通販で買ったわけだがこれが良かった。メロディーがしっかりしてるのが好みだし、全面的に鍵盤使いつつ(メンバーにはいない)めちゃくちゃうるさいアレンジが現代という趣。解散時に出た集成盤はプレミアがついているのでおいそれと手が出ないが買いたくはある。シングルに入っていたSEもすこぶる良かったため、シングルも何とかしたいのだが恃みのクロチャはもうなく・・・

2. 初めは何となく聴いていたが、四国ツアーで流した時にめちゃくちゃいいのでは?と感じてそこからちょいちょい聴いている。メンバーみんな曲を書けるところが強く、幸也チルドレンもいるものだから曲が大きく外れるということもなく。過去作は回収していたので一通り遡って聴いたが、やっぱり本作が良いと思う。10年代の美メロV系のひとつの到達点では。ボーカルがクビになってしまいサポートをいろいろ入れて久しいが、良いボーカルが見つかってほしい。

3. 出すたびに地味なアルバムを出す彼ら、今回はフルアルバムをとうとうシングルなしで作ってしまい、前作にも増して地味だしもはやビジュアル系ならではという曲の感じでもなくなりつつあるが、曲の良さは相変わらずで例によってじわじわ来る。聴いた回数は今年一番かも。販路が限られているとはいえCDで出してくれているのはありがたい。

4. 前作のミニアルバムは少し引っ掛かりが足りなかったが、本作は好みの仕上がりだった。CDだと自身によるライナーノーツを読めるのも良い。曲が良いのでもっと知られてほしいミュージシャンだけど、こういう人が知名度を増すにはいまどうしたらいいんだろうな。

5. 今年聴いたジャニーズでは最も良かったのではないかと。1枚目は悪くないながらかっこよさを前面に出しすぎた印象があったが、2枚目はジャニーズ本来のポップさが出てきていい塩梅になった。「フィギュア」が序盤に出てくる通常盤を買ったのも良かったのかもしれない。まあ一日の時間の流れを見せるコンセプトはあまり伝わらなかったんだけど笑・・・。

6. 去年10選に入れた「T.R.E.N.D.Y.」と制作時期が直結するアルバムということで、様々な作風のあるムックだけどこのあたりの時期の作品群が好きなのだろう。メロディーをしっかりさせたうえでポップさと激しさのバランスが良いと思う。

7. アルバムの実質1曲目が死ぬ曲で、けっこうな知名度を獲得した有名ポップロックバンドがいきなりこんな曲をぶつけてくるなんてと度肝を抜かれた。そこから先はそりゃ売れるよなという感じの出来の良い曲が並んでおり、人気が出るのには理由があるよなという感じ。ゲオのレンタルCD終了大処分に運よく出くわして55円でゲットできたのも上位に入れる一因になったと思う。

8. そりゃ人気も出るよなシリーズ第2弾。曲がいい上にすごくお金がかかったような音がする。2枚目の方が出来は良くなっているように思うけど、初めて聴いた時の感触はこちらが上なので・・・。

9. 二期はぶっちゃけ歌唱自体は一期より落ちるように思うんだけど元気さの面では確実に上で、二期の初期音源の新録なんかは勢いマシマシになっているのが良い。二期メンバー加入からいろいろあって、フルメンバーになるまでの動きを現場に通わずとも傍からずっと見ていたので、それで思い入れが増しているというのはあると思う。一期のときにチェキを撮るために現場行って、もうチェキのために行くこともないだろうなと思ったのにまた撮りに行きたい。

10. V系界隈で聴かれてる方が何人かいらっしゃるのは覚えていて、それで聴いてみたらとても良かったやつ。明るい曲もあるみたいだが、このアルバムは全体的にV系的な陰を持っていて聴きやすい。彼らはとてもよく聴いたのに中心人物が所属する和楽器バンドには全く興味が湧かないのは、彼がメインボーカルではないからかな・・・

ボーダーにいたのがNEWS「音楽」、赤い公園「THE PARK」、TK from 凛として時雨「Fantastic Magic」、postman「Night bloomer」、ハルカトミユキ「溜息の断面図」、Ichito Mori「Sleepless」(順不同)。11/30に買ったものは消化しきれていないので、次年度入れることがあるかもしれない。

今年は何といっても四国ツアーを敢行したのが大きかった。閑散期の平日に四国を一週間かけてぐるっと回るという社会人になったら時間の関係でなかなかできないような貴重な経験ができて、一生こうやって過ごしていたいと思ってしまった。今年は他に鹿児島、宮崎でもツアーを行って、一泊二泊程度の細切れだと日常に戻りやすいものの、長くやった方が断然楽しい、出費にも無駄がないという実感はある。この先こんなことがどれくらいできるものか。長期間のツアーはできないだろうなと諦めつつも、GEOがどんどん中古CD販売をやめていくので気ばかりがはやる。

<参考>
俺アワード2004:https://genes.hatenablog.com/entry/20041224/p2
俺アワード2005:https://genes.hatenablog.com/entry/20051226/p1
俺アワード2006:https://genes.hatenablog.com/entry/20061225/p3
俺アワード2007:https://genes.hatenablog.com/entry/20071225/p1
俺アワード2008:https://genes.hatenablog.com/entry/20081225/p1
俺アワード2009:https://genes.hatenablog.com/entry/20091224/p1
俺アワード2010:https://genes.hatenablog.com/entry/20101224/p1
俺アワード2011:https://genes.hatenablog.com/entry/20111225/p1
俺アワード2012:https://genes.hatenablog.com/entry/20121224/p1
俺アワード2013:https://genes.hatenablog.com/entry/20131224/p1
俺アワード2014:https://genes.hatenablog.com/entry/20141224/p1
俺アワード2015:https://genes.hatenablog.com/entry/20151224/p1
俺アワード2016:https://genes.hatenablog.com/entry/20161224/p2
俺アワード2017:https://genes.hatenablog.com/entry/20171224/p1
俺アワード2018:https://genes.hatenablog.com/entry/20181225/p1
俺アワード2019:https://genes.hatenablog.com/entry/20191224/1577156822
俺アワード2020:https://genes.hatenablog.com/entry/20201224/1608809644
俺アワード2021:https://genes.hatenablog.com/entry/20211224/1640342451