むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

俺アワード2016

毎年この時期勝手にやってる俺アワード。昨年12月〜今年11月に買った音源から選ぶ10作。

今年も何だかんだで約380枚(+配信)買っているらしい。そこまで買った実感がないのは、東京のまとめ買いのせいなのだろう。 あと、今年は後半あたりからCDの購入行動が大きく変わり、タワーレコードに行かなくなった。 引っ越しに伴って変化した生活サイクルの関係もあるんだけど、タワレコに行く時間がないんだ。 そうすると偶然の出会いが一気に減るので、来年は意識的に聴いたことのない人を聴くようにしないと、 ビジュアル系とアイドルしか聴かないという傾向が加速してしまうという危惧がある。

1. Develop One's Faculties「reincarnation」
2. 3776「3776を聴かない理由があるとすれば」
3. クラムボン「モメントe.p.」
4. NEWS「QUARTETTO」
5. Royz「S.I.V.A」
6. Sexy Zone「Sexy Power 3」
7. Yeti「砂糖と塩」
8. sora tob sakana「夜空を全部」
9. アンフィル「LUNAR PHASE」
10. indigo la End「幸せが溢れたら」

上位3作はあっさり、4〜8がそれに次ぐグループ、そこからもう一段落ちて9〜10のイメージ。9〜10は次点グループとあまり差がない。

1. 去年のアルバムだけど、今年最大の発見は彼らだったと思う。ヨハネスのせいで色物に見られがち、 4ピースなのに珍しくボーカルギターがいる、という独自性があるが、曲がいい。 これだけいい感じならヨハネスの格好はむしろマイナスに働くんじゃないかとも思う。 バンドをメロディー重視で聴くなら入り込めるだろう。周辺では詞が刺さりまくっている方もいらっしゃるが、 自分は歌詞をほぼ勘案しないので、そのへんはいまいちわからない。
2. これも去年のアルバム。徐々に富士山を登っていくコンセプトアルバムで台詞が多めなんだけど、 その台詞がいいアクセントだし、最後なんてずるいし、まだ中学生でこんなの出すなんて凄いなと思う。 ニューウェーヴ界隈の評判も良いようで、いわゆるサブカル糞親父の受けはいいだろう。
3. 5曲しか入っていないが一曲一曲とても丁寧に作っていて、20年間(もうそんなになるのか・・・)の中でも 最高傑作と言っていい仕上がりだと思う。それだけの傑作なのに、販路が特殊かつ限定されているというのがとてももったいない。 配信でもいいからもっと聴かれるべきと思っても、装丁やデザイン込みでこそ、とも思えるので難しいところ。
4. FCに入会してジャニーズのコンサートを観ることもできたという意味でマイルストーンになった一枚。 ソロ曲を最後に固める構成はどうかというところは相変わらずだが、それに至るまでの構成や 楽曲は優れていて、4人になってから本当に外れがない。
5. 1stや3rdはいまいちピンと来ず、2ndはいいなと思った彼らだが、この4thはこれまでで最も充実しているように思う (単に好みというだけ)。シングル曲もうまく溶けこませていて完成度が高い。最近はやや伸び悩みの感もあるが、 人気があるというのがよくわかる一枚。
6. フロント3人の出番ばかりで、5人のファンにとっては暗黒期のアルバムという位置付けになっていそうだけど、 各人の個性や声がよく出ている一枚だと思う。曲は相変わらず80〜90年代のアイドルに触れてきた層をターゲットにしているような、 古くさいものが多く、そこもまたいい感じである。買ったのがたまたま記念盤だった関係で、最後に入っているメドレーも良かった。
7. 愛狂います。からどうしてここまで転換できるのかということはあるし、 既作はビジュアル耳とすると収まりが良かったり良くなかったりがあるのだけど、これは1〜2曲目の流れが秀逸。 彼らを聴くならまずこれなのでは。4枚目以降はこういう路線なんだろうか(まだ聴けていない)?
8. 残響界隈が手がけるアイドルということでサブカル(ryには文句のつけようがないアイドル。 表題曲のイントロを初めて聴いた時のキラキラ感と言ったら。本来はアルバムを挙げてもいいのだろうけど、 soundcloudに入っている曲を聴きすぎてアルバムの感動が薄れたというマイナスは確かにある。
9. 界隈で聴いている人がほとんどいないバンドだけど、曲がちゃんとしてて真面目にやってる感がある。 モッシュとか折り畳みに頼らず(実際はどちらもやってるかもしれないけど)、曲で勝負しているように感じられるというか。 折れずにこのまま続けられればそこそこのところまで行けるのでは。
10. そんな高くないから社会勉強くらいのつもりで買ったんだけど、これが非常に良くて、川谷絵音は当代随一の ポップソングメーカーなんだなと発見する機会となった。これからの一年は彼の仕事を掘っていくことになりそうだけど、 YouTubeで試聴する感じ、ゲスよりもインディゴの方が好きになる気がする。中古市場には基本ゲスしかないんだが・・・

これらに続くのがHauptharmonie「Herz uber Kopf」、嵐「Are you Happy?」、浮遊スル猫「フカシンリョウイキ」、DADAROMA「スタンチク」、Maison book girl「summer continue」、 KAT-TUN「come Here」、A.B.C-Z「A.B.Sea Market」あたり。やっぱりアイドルとビジュアル系ばかりになっている・・・

<参考>
俺アワード2004:http://d.hatena.ne.jp/genes/20041224#p2
俺アワード2005:http://d.hatena.ne.jp/genes/20051226#p1
俺アワード2006:http://d.hatena.ne.jp/genes/20061225#p3
俺アワード2007:http://d.hatena.ne.jp/genes/20071225#p1
俺アワード2008:http://d.hatena.ne.jp/genes/20081225#p1
俺アワード2009:http://d.hatena.ne.jp/genes/20091224#p1
俺アワード2010:http://d.hatena.ne.jp/genes/20101224#p1
俺アワード2011:http://d.hatena.ne.jp/genes/20111225#p1
俺アワード2012:http://d.hatena.ne.jp/genes/20121224#p1
俺アワード2013:http://d.hatena.ne.jp/genes/20131224#p1
俺アワード2014:http://d.hatena.ne.jp/genes/20141224#p1
俺アワード2015:http://d.hatena.ne.jp/genes/20151224#p1