むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

シーズンを終えて、来季への展望

シーズンが終わってしまったので、来季に向けて思うところを自分なりに。オフの補強は抜きにして、現有で戦うことが前提で。

まず今季の主要選手を挙げてみる。概ね、登場頻度が多かった順。
先発:和巳・杉内・和田・新垣・星野・田之上
中継ぎ:吉武・三瀬・神内・フェリシアーノ・誠
抑え:馬原(三瀬)
捕手:城島・的場
内野手バティスタズレータ(松中)・カブレラ・川粼・本間(対右)・鳥越(対左)
外野手:大村・宮地・カブレラ・柴原
指名打者:松中(ズレータ
代走・守備固め・ベンチウォーマー:田口・稲嶺・荒金・井出
本来主力級だが出番ほぼゼロ:大道・篠原・岡本・吉田修(今季限り?)
戦力外通告:永井・加藤・田中・瑞季・出口・高橋和
戦力外通告受けそう:小椋・山村・水田・輝・吉本・中村・笹川・辻

・平均年齢がだいぶ上がってきた。少しずつ若い血が混ざってきているマリーンズやライオンズと違って、打線の顔触れは福岡での初優勝時点から川粼以外ほとんど変わってない感じ。そろそろ打てる若手野手の台頭が必要。バティスタカブレラを獲った関係もあって若手の出番がほとんどなかったけれど、それでも荒金や稲嶺、井出を代打に使うという状況はまずい。本当に打てると思って送り出してるのかしら。江川・明石・正太郎、この中からひとりふたりはレギュラーとまではいかなくともそれなりのスパンで一軍に帯同するくらいでないとまずいと思う。彼らの場合は守備力向上もテーマではあるが。本間はことしも年俸でゴネそうだし、トレードには使えると思うので、本間とよその中継ぎをトレードして、守備に多少目をつぶっても明石を使ってはどうか。まあ、本間は打てはせずとも内野どこでも守れるというセールスポイントはあるにはあるが…。

・先発投手は数が揃っているようで、見た目だけの印象。ことしにしたって安心できたのは和巳と杉内くらいなもので、ほかは投げてみないとわからない、という状態。21世紀の若田部(自滅が多いが年に数回目の覚めるような投球を披露する、の意)こと新垣はもっと安定しないといかんと思うし、和田もスタミナ自慢のはずがやけに身体に不安が多い選手になってる感。本来完投型の渚や和田の完投数が大きく減った(印象だけかもしれないけど)結果、中継ぎに大きな負担がかかって終盤にそのツケを払うことになってしまった。5人目・6人目の先発を確立させるとともに、渚や和田が完投を増やさないと。で、グーリンは何のために残留させたわけさ。山田はどこ行ったのさ。←怪我。

・中継ぎ以降はかなりやばい状態。ことしの酷使状況を見るに、来年吉武は使い物にならないと思う。もっとも、今季終盤は出てくると負けを覚悟していたから、彼は一年棒に振ってもいいと思う。フェリシアーノもなんで一軍に長くいられたかわからないレベルで、切ってしまっていいと思う。あと、馬原は個人的にはどこまでいっても信用できず、抑えはやっぱり三瀬の方がいいと思う。去年や今年のはじめのスライダーのキレは、テレビで見ててもこりゃ打てんだろって感じだったし。そんな前提で中継ぎ以降の駒を揃えるには、高橋秀が使い物になること、岡本・篠原が復活すること、誠が監督の信頼を得ること、神内が年間働けるスタミナをつけること、そして三瀬が自信を取り戻すこと、このあたりを希望。まあ三瀬は交流戦のこともあったし、プレーオフ2年連続最終戦の敗戦投手だしメンタル面の回復は難しいのかな…。あと尾花が退団予定なので、いっそう投手の采配には気を遣ってもらいたいのだが…調子がいい投手を「ピッチャーデニー」みたいにガンガン使っていくのはどうかと思う。

プレーオフ第5戦では奇跡的に犠打が決まりまくっていたが、基本的に12球団一バントが下手な球団。それでいて監督はバントが好きだからたまったもんじゃない。バントの精度向上は必須。もしくは監督がバントに頼らないこと、この二者択一だ。今年もバントが決まっていれば、って場面は多く、星五つは損してるんじゃないか。チームでは一、二を争うレベルの鳥越でも、球界を見渡すとごく平均レベルだと思う。川粼と大村と柴原はとくに要練習。つうか、みんなセーフティーバントのほうが上手いから送りバントも全部セーフティーでやればいいんじゃないかなあ。

・仮に城島がいなくなると正捕手は的場になると思うが、打てなさすぎる。バットを短く持っているわりに振りが大きすぎ。的山や實松より打てる気がしないのはちょっと…。コンパクトスイングの大家、大道の打法を早くマスターしてください。もっとも、的場も年齢は城島とひとつしか違わないので、若手捕手も必要。領健が期待されているようなので、来年はちょこちょこ使ってほしいところ。大野はどうした?

・監督もそろそろ年齢的に身を引く時期に差しかかっているので、次期監督であろう秋山に英才教育を施しておくべき。はやいめにヘッド格に上げておいたほうがよいのでは。