安全地帯は常に追い続けておられるようですが、90年代・00年代以降の彼らに関してはどのようにお思いですか？

「90年代・00年代以降」というのは厳密に区切ると夢の都以降ということになりますが、趣旨としてはおそらく太陽が出たあとの、休止期間に入ってからの彼らについて、ということでしょうね。
そういう視点で言うなら、正直もう復活はないんじゃないかと思っていたので、復活していまも活動しているだけで万々歳と思っているところはあります。再開後12年でオリジナルアルバム5枚ですよ。夢のようじゃないですか。完全に玉置浩二のメンタル次第のところがあるのは少し苦々しいですが、楽曲に関しては彼がいないとどうにもならないので仕方ないですね。いろいろと言われることも多い彼ですが、好きになってから30年近く、否定的な気持ちになったことはないつもりです。

空白の10年の間に思っていたことは、早く復活しないかな、復活するのかな？という感じでした。玉置浩二 with 安全地帯の武道館も行きましたけど、やっぱり武沢がいないと安全地帯じゃないなー、と思ったりとか。はてなダイアリーにも書いたことがありますが、安全地帯は、コアなところは玉置が担っているわけですが、それでもいちばんのキモは武沢だと思うんですよね。彼がいないと安全地帯じゃない、という。そういう意味では、彼が戻ってきてくれたのはほんとうに嬉しいです。

「常時わたしの中のヒエラルキー最上位のバンド」って常々言ってるのにあまりうまいこと話せないな…。