むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

あなたが選ぶ競馬の「名勝負」とは。

前も書きましたが、わたしが競馬を始めたのが2004年以降なので、その範囲で選びますね。他の方の思う名勝負とは感覚がズレているでしょうけど。

いちばん印象に残っているのは2004年の有馬記念でしょうか。秋古馬三冠の偉業が懸かったゼンノロブロイと、トラブルもあって凱旋門賞遠征は残念な結果に終わったものの、春の金鯱賞宝塚記念はいずれも完勝だったタップタンスシチーの一騎打ちのレースです。タップダンスシチーがいつも通り逃げを打って、それを番手に構えたゼンノロブロイが四角から捕まえにいって、直線は2頭の一騎打ち。後続との差は着差以上に歴然といった感じのレースでしたね。

次点が2006年の東京優駿です。メイショウサムソンアドマイヤメインで決まったダービーですね。先ほどは馬と馬の勝負という感じでしたが、こちらは苦節20余年、皐月賞で初めてのGI勝利をつかみ、ダービーはもう後にも先にもここしかチャンスがないであろう石橋守と、同じく苦節20余年、長年関東のトップジョッキーとして君臨しながらクラシックには縁のなかった柴田善臣、ノドから手が出るほど欲しいダービージョッキーの栄誉を二人のベテラン騎手が必死になって争う、騎手と騎手の勝負が印象的でした。

やっぱり長いマッチレース的なものを見ると、両馬が長くアップになることもあって名勝負という印象が強くなりますね。昔からレースを見ているなら、グラスワンダースペシャルウィーク有馬記念なんかを選ぶのかもしれませんけど、何しろリアルタイムで見ていないと、過去の名勝負というくらいの実感しかないのですよね。