むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

ヴィジュアル系バンドを集めてむらかみさんなりの80年代アイドルトリビュートもお願いしていいですか?

ジャニーズトリビュートの回答を受けてのご質問ですかね、ありがとうございます。

「ヴィジュアル系バンドを集めてジャニーズトリビュートを制作するとしたらどんな内容にしますか?」

ムムム80年代アイドルですか。名前は知っているけど曲はそこまで知らないという人が多くてですね…。あと80年代アイドルっていうとまず浮かぶのは女子ですよね。女子アイドルばかりでもいいんですが、ビジュアル系向きの曲を集められる自信がないので、できるだけ男子アイドルを入れたいところです。
ということで、以下の構成にしてみました。オリジナル版を持っていない曲が多いのでトータル時間は不明ですが、当時の曲で15〜16曲ならよほどのことがない限りCD一枚に収まるだろうと思うので、そういう曲数です。選曲は子どもの頃に馴染みのあったものが多くて多少の偏りがありますが、そこはご容赦ください。あと、この人は80年代アイドルじゃないだろうという感じの人も一部いますが、曲が出たのが80年代であることは確認していますので、ご了承いただきたく思います。
カバーする人もジャニーズトリビュートのときよりちょっと年寄りの人を集めてみました。これは、直撃世代がそのへんだろうということとか、前回のバンドと極力かぶらないようにするには古いバンドを引っ張って来ざるを得ないとか、そういったあたりが主な理由です。

1. LM.C「THE WINDY」(光GENJI)
光GENJIのファーストアルバムの一発目の曲で、グループ名のコールも入った挨拶代わりの一曲。彼らの曲の中ではかなり好きなほうで、一度だけやったDJでも流しました。エルエムシーにしたのは、途中ラップっぽいところや語りがmayaに合うんじゃないかと思ったのと、サビの\げーんーじ!/ってところを\えるえむしー!/にすればいいじゃん!という軽い気持ちです。mayaは若くて80年代アイドルを聴いた世代ではないかと思いますが、Aijiはちょっと歳なので…。

2. ROUAGE「DESIRE」(中森明菜)
ご存知中森明菜の大ヒット曲です。彼女の声の低さならKAZUSHIでも対抗できるだろうと思ったのと、サビの「バーニンラァァァァァァァ」のビブラートがKAZUSHIを想起させたので、ルアージュです。あと、OPのサビからAメロに入るまでのパートで、RIKAのテルミンが炸裂しそうだなあとも思ったので。

3. MALICE MIZER「ちょっとなら媚薬」(柏原芳恵)
もうこれは出落ちですね。イントロ、Gackt時代のマリスっぽいじゃん! というほぼその一点です。詞としてはまったくもってマリスに合ってませんが、出落ちで選んでいるので…。かといってGacktソロ、という感じでもないんですよね。やはりマリスなのです。

4. RONDE「ハイティーン・ブギ」(近藤真彦)
マッチからも一曲入れたいなあと思ったのですが、マッチって知ってる曲がそれほどなくて、なので耳に馴染んだ中から何とかこの曲を引っ張り出してきた次第です。ロンドにしたのは、わたしの持っているバンドの中ではサビが声に合いそうだと思ったので。

5. Plastic Tree「いちご水のグラス」(斉藤由貴)
この曲はシングルでは出ていないはずなのであまり知名度はないと思うのですが、聴いたことのある彼女の曲の中でいちばん好きなんですよね。なので是非入れたくて、入れることを前提としたときに誰の声が合うかなあという中で有村さんが合うんじゃないかと思ったわけです。原曲をなぞるならバンドでやる意味はほとんどないのですが、まあ仕方ない。

6. MASCHERA「-M-」(男闘呼組)
アルバム収録曲の割に知られているのでは?と勝手に思っている男闘呼組の初期の名バラード。AメロBメロを岡本健一が歌うのですが、そこのイメージがMICHIでした。あと、こうしたテンポの曲だとやはりボーカルが安定している人を配したいというのもあります。

7. 清春「じれったいね」(少年隊)
少年隊の中でもオトナの雰囲気というか、夜の空気をまとっている曲ですね。サビのイメージに合うのが清春の歌い方でした。彼にいやらしく歌ってほしいです。彼が歌えばいいのだから、黒夢SADSということでもいいのでしょうが、それではバンドのイメージに合わないかなと思ったので、ソロにしました。

8. PENICILLIN「Zokkon命」(シブがき隊)
これはほんとバンドのファンの方には申し訳ないとしか言いようがないですが、サビのイメージですね…。「ロマンス」を歌っていた頃のPVの動きとか、「男のロマン」の歌唱とか、そのあたりがどうしてもわたしにはこの曲の勢いと被って仕方ないのです。もちろん歌唱力は雲泥の差ですが、原曲の勢いを殺さずにできるバンドもなかなかいないように思いまして。ジャニーズトリビュート作成時に一度選から漏れた組み合わせの流用でもあります。

9. Psycho le Cemu「ハイスクール・ララバイ」(イモ欽トリオ)
わたしはサイコルシェイムは通過してなくて、SHOXXの広告で「なんかマリスのパクりみたいな人が姫路から出てきたぞ」と思ってデモテープを聴いた程度でしかなかったのですが、数曲さらってみると、かなり柔軟性のある器用なバンドなんじゃないかと思ったのですね。こうしたコミック的な曲も難なくこなしそうに思います。AYAとYURAサマで、原曲のよくわからない振り付けも再現してしまえばいいと思います。

10. SHAZNA「E気持」(沖田浩之)
振り付けはともかくとして、こういうアイドルでしかできないでしょう!って曲でもシャズナというかIZAMならやってくれるように思うんですね。「ついてぇこいぃよぉ〜」がIZAMの歌唱に合っていると思うのです。あと、へんな女声コーラスも音作りがわりと柔軟な印象のある彼らならうまく処理しそう。

11. CASCADE「ラブ・シュプール」(田原俊彦)
山ほどヒット曲のあるトシちゃんから敢えてこんなところを選んだわけですが、これは最後のサビの「あいしてる〜〜〜〜」がTAMAにズバリだと思ったためです。「ぅうぁいしてるぅ〜ン」と歌う姿が目に浮かびます。ほとんどそれだけですが、当てはめてみるとキーはそれなりに合うように思いますし、天才MASASHIならきっといいアレンジをしてくれると思います。

12. FANATIC◇CRISIS「TRUE LOVE」(浅香唯)
浅香唯の人気に陰りが出始めた頃の曲になるんですかね。ちょうどわたしがアイドルや歌謡曲を聴くようになった頃なので、馴染みがあるのです。FtCをアテるのはちょっと苦しいかなと思うのですが、ブレイクアウト時代のビジュアル系四天王を揃えたいという思いで、何とか嵌りそうな曲をあてた、というのが正直なところです。サビの伸ばし方はそれなりに合うと思います。
井上ヨシマサはその後貴島サリオの「In Salah」やAKB48の一連の楽曲を手掛けますが、けっこうビジュアル系に通じるメロディーを書くような気がします。

13. La'cryma Christi「淋しい熱帯魚(Wink)
カバーでヒット曲を立て続けに出したウインクがレコード大賞を獲るためにぶつけてきた、オリジナル曲最初のヒットですね。これも出落ち曲でして、「ユラユラSwimmin' ユラユラDreamin'」のファルセットをやれるのはTAKAしかいないだろう!という勢いです。リンク先動画はなぜか青島あきな辰巳奈都子のPVみたいなことになっていますが、オリジナル音源が聴けるのがこれしかなかったのですよ…。

14. 河村隆一「家路」(岩崎宏美)
前年に「聖母たちのララバイ」が大ヒットした岩崎宏美のほぼ最後のヒット曲です。アイドルと言っていいのか微妙ですが、最初はアイドル的売られ方だったしいいじゃないですか。なかなか艶めかしい内容の詞でして、メロディーも含め、河村隆一のねちこい感じが合うのでは、と考えました。LUNA SEAにしなかったのは、清春と同じような理由です。

15. Pierrot「WANDERER」(THE CHECKERS)
チェッカーズの中ではわたしはこの曲がいちばん好きです。自分たちで曲を作るようになって、ちょうど脂の乗った時期なんじゃないですかね。ちょっとファンキーな曲で、一見ピエロとは合わない印象ですが、サビの歌唱がキリトっぽくてですね…ってまたサビで選ぶパターン。

16. D≒SIRE「約束」(CHA-CHA)
欽ちゃんファミリーCHA-CHAの隠れた名曲ですね。隠れてないか。個人的にはイントロで使ったフレーズをアウトロで再度使ってくるところが好きですねえ。これをデザイアというか幸也に歌ってほしいですね。詞は彼の詞世界に通ずるものがあると思うのです。幸也に心酔している方からするとブーイングかもしれませんが。で、ジャニーズトリビュートのときと同様に幸也で締めと相成りました。

まあ順調にバンドのファンの方から非難轟々でしょうね…。上記のとおり、サビのイメージだけで選んでいるものがけっこうあって、トータルではあまり合っていないかもしれません。しかしそんなことを恐れていては回答できない! わたしがこれでいいと思ったのだからとりあえずはいいのだ! と敢えて強気にいってみます。古めの有名どころが揃ったので、本当はLaputaも入れたかったのですが、適当な曲がなくてですね。あそこまで声が高いと、かえって合わせにくいように思いました。