むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

電車にノートパソコンを置いてきてしまった

空港から名古屋鉄道に乗って街に戻る。電車では座席を確保。鞄は膝の上、足元にチューブファイルと土産が入った布袋。パソコンの入ったトランクを頭上の棚に。
金山駅で乗り換える。順調なら50分の電車に乗れるはずだ。
金山駅到着。既に49分になろうとしている。でも間に合うかもしれない。急いで飛び出す。
息せき切って着いた乗り換えホームには既に電車はない。ああ、間に合わなかったか…
あれ。なんか荷物が少ない(サザエさんなどで握られているはずのものが破線で示される、まさにあのイメージ)。
ギャアアパソコンの入ったトランクを電車に忘れてきた…

ということで名古屋鉄道の車両内にノートパソコン(とか着替えとかシェーバーとか)を入れたトランクを忘れてきてしまった。どうしよう、と思いながら名古屋鉄道の駅員へ。

「電車の中に忘れ物をしてしまったのだが?」
「駅長事務室に届け出ると良い」

〜駅長事務室〜

「電車の中に忘れ物をしてしまった」
「どこから乗った? どの電車?」
「(出発駅と電車の出発時刻を説明)」 「何号車? 場所はどのあたり?」
「(車両番号とだいたいの位置を説明。乗った車両番号は、案外覚えてないものだ)」
「特徴は? 中身は?」
「(特徴と中身を説明)」
「パソコンが入っていると回収した駅まで引き取りに行くことになるが大丈夫?」
「了解」
「ではあと10分くらいで電車が一宮に入るから、そこで探させる」
「(待つ)」
「申し訳ないが一宮に探す人がいない、終点岐阜まで行ってから探すことになる。あと30分くらいで入るのでまた連絡する、名前と連絡先を」

〜およそ30分後〜

「(電話が鳴る)」
「荷物があった」
「中は確認したのだろうか?」
「詳しくは知らないがパソコンはあったようだ」
「了解」(安堵)

という感じ。ノートパソコンにしか入っていないデータが山ほどあったので、なくなっていたらどうしようなどと気が気でなかったが、モノはあったようでとりあえず一安心。電車に忘れ物をするなんて生まれて初めてだよ…。それがいきなりパソコンなんて代物だから心臓に悪いったらありゃしない。遅くなったので引き取りは明日にする。
忘れ物をして、かつそれを届け出るなんて日常ではまず機会がないので果たしてどれだけ役に立つ話なのかはわからないけど、車両番号はけっこう重要なのかもしれない。あとパソコンのデータのバックアップな。持ち運びの多いノートパソコンならなおさら。まあそのへんを見越して1.0TBのHDDをこの前買っていたのだが、元から持っているHDD内のデータとの入れ替え等々を計画している段階でまだバックアップにまで至っていなかった。急いでやらないとなあ。

動いてくださった名古屋鉄道の駅員と、何も起こらなかったことに感謝。