小倉3R 障害未勝利

お目当てのチャクラ出走レース。
馬体重は-12kgと、ここ最近大幅増と大幅減を繰り返すこの馬らしいもの。パドックの気配はまあ普通？ いつもの通り気配を見せずにポックリポックリ歩く。人がまだそう多くないこともあって、何度か場所を変えてガシガシ撮る。返し馬で目の前を通ったときもしっかり捉えて、いざレース。
レースは出負けして最後方から。平地ならいざ知らず、障害でも最後方から行くなんてこの馬らしいと思いながら観戦。最後の向正面あたりから捲り気味に押し上げ、直線それなりに追い上げるも上位とは大差の4着。声をあげて応援するほどでもない負け方だった。勝てはしなかったが、無事完走したので何より。

ただ、勝とうとするなら課題は多い。まず、事前の騎手コメントにあったように飛越が慎重。慎重すぎる印象もある。飛越の前の踏み切りのときに小脚を使っているように見え、それがロスになっているような。これでは障害で差を詰めることができない。前につけられるならまだしも、どうも行き脚がつかないので、この点はマイナス。実戦での障害に慣れればクリアできる問題なのかもしれないけど。
もう一点、後方から行くには小倉未勝利のコースは短すぎる。最終障害からゴールまで150mくらいしかない。断然の平地力を見せるには直線は長いことが望ましく、スピードに乗れる区間が100m程度しかない小倉未勝利コースでは差して届かずのパターンばかりになると思う。田中剛の怪我とか道路事情とかもろもろあって小倉デビューになった感じだが、本来はバンケットや襷のなく走りやすい（直線も長い）新潟デビュー予定だった馬。長距離重賞で好走していただけにスタミナの問題は全く感じさせなかったので、直線長い新潟あるいは京都や阪神、東京コースなら、もう少しいい勝負にもっていけると思う。

ここで勝てれば0818新潟ジャンプSがちょうどいいと踏んでいたが、それはほぼ無理ということで、次はどこに出てくるんだろう。優先出走権（障害出走権のルール変更はもう済んでるんだっけか）を確保できなかったため、この先は除外と付き合っていく必要がありそうでいまいち見えないが、中2週なら0811・0812あたり。まず馬体を回復させるというなら8月下旬くらいの出走だろうか。阪神・中山開催まで待っても中6〜7週で前半開催に出られるので、その頃には田中剛も復帰してそうだし、それもアリのような気がする。ただし、いよいよ引退の二文字も現実味を帯びてきているだけに、その覚悟はしなければ。

馬券は買わず。出走馬を見渡した感じではこの2頭で仕方ないかなという感じで、そのままその2頭で決着したレースだった。