むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

Wikipediaの"Visual Kei"を読んでみよう

ネットを見てると、どうやら海外でも"Visual Kei"で通じてしまうらしい昨今のビジュアル系。Wikiでどのように解説されているのか読んでみる。人力意訳なので誤訳もたぶん多いけど、大まかな意味は合ってるはず。原文はこちら

「ビジュアル系」とは"visual type"という意味で、80年代に端を発する日本のロックである。90年代に人気を集めるようになった。

発端
一般に、ビジュアル系はほぼX JAPANのみから始まったとされており、インディーズ界においてビジュアルによってメンバーを集めるような手法はX JAPANがメジャーデビューしてから増加した。こういう意味では、X JAPANはビジュアル系の動きを加速させたというより、日本の一文化に関わる仕組みそのものだと言えるかもしれない。LUNA SEA黒夢Zi:killSHAZNA、BAISERといった1990年代初頭のバンドが、先達のBUCK-TICKX JAPANとともにビジュアル系ブームの旗手となった。

"almost single handedly"の意味がよくわからん…あと、ベーゼはたぶん違うから!

特徴
ビジュアル系バンドは、自分たちの演奏イメージを膨らますようなドラマチックな衣装や意匠を用いる。日本でのファンのほとんどは若い女性であり、彼女らに向けステッカー、メンバー生写真、ポストカードなどが販売されている。日本以外だと、ビジュアル系ファンは比較的少ないとはいえ、男女比はおよそ半々である。西洋では、ビジュアル系は日本独自のロック音楽として扱われることが多い。

確かに海外では男性の姿も多いようで。MUSIC ON! TVでちらっと見たムックヨーロッパツアー特番のCMでも普通に野郎が多かった(ムックは日本でも男性ファンが多いほうだけど)。

ビジュアル系バンドのメンバーは、目を引くような化粧をし、髪型も80年代のグラムロックバンドを想起させるような派手な形にして、手の込んだ衣装を着ることが多い。とはいえ、メンバーの大半は男性である。彼らは「女性的」「両性的」と言われるようなメイク・衣装を身にまとう。最近は、RPGやアニメに想を得たようなより色彩豊かで「幻想的」な見た目に戻すバンドも出てきている。彼らの衣装は非常に魅力的なので、多くの少女が自分の贔屓バンドのメンバーのコスプレをしている。とくに原宿やコンサート会場で見られ、さらにポーランド、北アメリカ、チリ、スペイン、オーストラリアのアニメフェスでも見られる。

海外の国の事例が突飛すぎて、何が何やら。チリって言われても。RPGやアニメ云々の記載はメイクが薄くなったバンドのことを指しているのか、Shelly Trip Realizeみたいなポップな衣装のバンドを指しているのか不明。"popular 5 or 6 years ago"なる記載があるので、前者のような気はするけれど、いまいちわからん。

バンド
ビジュアル系のバンドは主に見た目で分類されるもので、音楽的な特徴で分類されるものではない。ビジュアル系バンドが主に演奏するのは、一般的な日本のロック(LUNA SEADir en greyなど)やボーカルに重点を置いたポップロック(GLAYGackt)である。

"general J-rock"ではないと思います。

ただし、ヘヴィメタル(SEX MACHINEGUNS陰陽座、E・Z・O−1987年にKISSのジーン・シモンズプロデュースで現れたバンド−)、暗黒ニューウェーヴ(Velvet Eden、Schwarz Stein)、インダストリアルロック、パンクロックなど、他ジャンルの音楽に影響を受けて演奏するバンドもある。広い意味でこのジャンルを捉えると、多くのバンドが何らかの「ロック」音楽を演奏していると言えそうである。特に最近人気なのはManaのプロジェクトであるMALICE MIZER(解散)やMoi dix Moisである。

Velvet Edenがしれっと出てきているあたりに筆者の趣味を感じないでもない。Schwarz Steinの例示やMana様の記述でもわかるように、筆者はゴスロリ風味のものがお好きみたい。

ビジュアル界では異なる動きも表れてきている。ファッションで言えばゴシック・ロリータ、音楽ではエログロ系やアングラ系である。これらは独自の様式を作り上げている。

エログロだとカリガリとか? アングラだとグルグルとか?

現在の立ち位置
ビジュアル系はいまなお多様化し、拡大しているジャンルである。多くのバンドが海外で演奏するようになっており、Dir en grey、ムック、Moi dix Mois、Despairs Ray、蜉蝣、Calmando Qual、葉×隠〜ハガクレ〜らはヨーロッパツアーを行っている。Dir en greyMoi dix Moisは近年アメリカでも人気上昇中であるため、2006年にはアメリカツアーを敢行する予定である。

ハガクレって知らない…。あとCalmando Qualも海外ツアーやってたとは! 生意気な。ああいうデジ物もけっこう好まれるのかしら。

こうして読んでみると、まあそこそこ学術っぽく記されているのかなあと。本来はボウイあたりから言及しなくてはいけなさそうにも思うが、よしとするかな。あと、横の概要ボックスによれば、日本以外にもヨーロッパ、南アメリカ(なかんずくブラジル)、メキシコ、アメリカにもフォロワーがいる模様。サブジャンルもエログロ、アングラだけでなく、おしゃれ系、名古屋系(!)まで包含されてる。"visual kei"から貼られているバンドリストも面白い。略称で"AnCafe"とか。jealkbを押さえてたりとか。オイラが知らないバンドもいるよ…。こういうのはどこから情報を得るんだろう。とくに、漢字表記のバンドなんてなかなか読めないだろうになあ。