むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

新しく手をつけるといえば

日本の人で好きな物書きといえば幸田文>>向田邦子沢村貞子恩田陸川上弘美くらいの位置付けになるかと思うが、外国では圧倒的にジェイン・オースティンが好きである(ディケンズが次点。つうか中野好夫の訳が好きってだけかも)。そのオースティン、"Pride and Prejudice"が再映画化されたってことでその流れか何なのか、知らぬ間に文庫化されてなかったものが文庫化されてて非常にありがたい。「マンスフィールド・パーク」が文庫で読める日が来るとは! そのうえ「ジェイン・オースティンの手紙」まで出てるなんて、オースティンバブルですよ。たまらん。いずれ買っておかないといけない。この勢いで「ノーサンガー・アベイ」や「分別と多感」も文庫化されないかしら。
ところでこの"Pride and Prejudice"、映画では「プライドと偏見」って訳になってる。何この訳。「高慢と偏見」でいいじゃないのさ。もっと言うなら、新潮文庫版で読んでるから「自負と偏見」が個人的にはしっくり来るのだけど。わかりやすい表現、ということにしたって「プライドと偏見」はあんまりだ。