むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

積読に手をつける

積読というか、昔挫折したものだけど。
実家の書棚には「指輪物語」の文庫版がある。92年の初版を新品で買ってるので、買ったのは高校生の頃だろう。きっかけは何てことない、指輪の前シリーズである「ホビットの冒険」を読んでいたから、文庫で出たなら読むかなくらいのもので。全部買うのは危険と感じたのか、買ったのは文庫9冊中4冊のみ。第1巻「旅の仲間」の終わりまで。実際、いまいち乗り切れず、文庫2巻の途中で放り出して、以来書棚の奥に入れっぱなしだった。
最近は遠征やら帰省の機会が多かった関係で、数ヶ月分読まないままだった雑誌も全部さばいて、さらに買ったまま何年も放置していたみうらじゅんみうらじゅん大図鑑!」や加藤典洋「言語表現法講義」までさばいた段階になっていたので、外山滋比古「古典論」やらブックオフで買った軽めの文庫(ナンシー関土屋賢二)やらが若干残っているとはいえ、新しいものに手をつけることが可能になっていた。ここでちょうど実家に帰っていたことと、何か読むものないかなあと書棚を掘り出していたときに 「指輪」が目にとまったわけで。とりあえず2冊だけ持ち帰って読むことに。読んでみるとなんで以前は挫折したのかなあってくらいすんなり。置いてきた分を送ってもらわなければ。
最後まで読むとなると残りの分を買い足さなければならないが、映画の影響でブックオフにけっこう出回ってくれているはずなので、集めるのにそうそう苦労することはないだろう。