むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

先月買った音源総ざらい

deadman 「℃」:万人向けになっているように思えるが、どんどん地味になっていくような気がする。同系のバンドの中では飛び抜けて地味な作品になったっぽい。派手さがない分飽きは来なくて、長く付き合っていけそうという感触はある。
・12012 「ベルサレム」:インパクトは旧作のほうが強くて、前の方がよかったかなと思うけれど、そのうち慣れるとともにこれはこれでいいような気がする。1曲目と2曲目の繋ぎが好きだ。ボッタくりはこのレーベルにはお手の物だけど、それでも実質4曲で2,625円は高いよな…。
SKETCH SHOW 「AUDIO SPONGE」:ワイエムオーが今も続いてるとこういう感じかしら。聴いているうちにHOSONO BOXが聴きたくなったということから、どちらかというと細野色が強いと思う。インスト中心かと思っていたらボーカル入りもそれなりにあって、ちょっと意外。高橋幸宏は自作曲を唄うよりこうして他人の曲を唄うほうが合ってるような…。
HALCALI 「BABY BLUE!」:片方がいないバージョンもちゃんと入れてくれ。ただ今回は左右で思い切り振っているので、パート割りはわかりやすい。ジャケットひどい。曲は好き。展開ががらっと変わるあたりからはとくに好き。作家が変わって雰囲気もがらり変わってて、唄ったりするのはO.T.F.作のほうがたのしそうだけど、聞く分にはこれでもいいかなあ、と。カップリングをナタリーワイズにするのは定番化? 評判がよさそうだからかな…。今回もいい感じ。
東京事変 「遭難」:初期のシーナリンゴを聴いていた頃がよみがえるような「心」が白眉。計算ずくでここに入ってきているような気がしないでもないけど、素直に喜んで聴いておこう。これ一曲でアルバムへの期待が高まってしまった。
ASIAN KUNG-FU GENERATION 「ソルファ」:12曲入っているとなんだかおとくな感じはする。印象としては前作とあまり変わらないが、前半でぐっと捉えて後半尻すぼみっぽかった前作に比べると、アナログを意識した曲順だからかダレなくなっている。それにしてもシングル出しすぎ。売れると見るやシングルを乱発するのはソニーお家芸ではあるけれど、それにしたってアルバム1枚にシングル4曲では…。
Stereo Fabrication of Youth 「albino」:いま思うと前作もそうだけど、なんか気張ってる感じがする。前に比べるとやや力が抜けてきた感はあるが。それにしても「首都高ドライブ」は名作すぎ。今後この曲の呪縛から逃れられないんじゃないかってくらいよくできてる。
・The Gospellers 「ミモザ」:サビのインパクトが強すぎるのと、カップリングもバラードになってるのとでつまらないシングルになった。
Kagrra, 「憶」:このバンド特有のタメのあるキメっていうか、そういうものがあまり見られないので随分と地味でパッとしないように思える。あまり好きじゃない。
中村一義100s」:個人的には「ERA」で俄然良くなったように思っているが、その次の本作でも快調さは変わらず。相変わらずいいところでSEが入っていて次の曲への繋ぎが絶妙。あと何でも一人でやって宅録っぽい雰囲気を出していた 初期作品に比べ、音に広がりがあるような。エンジニアいい仕事。
・TICA 「NO COAST」:初作ということで、以降の音源と歌唱がまるで違うのが面白い。音の印象も、以降の暗く冷たいという感じよりはちょっと明るい。初作にして全部カバーというのはどうかと思うけど。結局、この人たちはカバーばっかりしてるってこと?
・TICA 「A Night at Café Après-midi」:カフェ・アプレミディでの録音を集めたもの。いやーこれはいいですね。越路吹雪のコシジ・イン・ベラミにも似た、演奏者と客席との異常な近さとか、生々しさが伝わってきて良好。シンバルズのライブ盤で感じられた熱さはないけれど、臨場感についてはこちらの方が上だと思う。途中、自分の年齢について触れるパートがあるが、この声は自分より年上だと思ってたんだけどなあ…なんて大人びた声だ。
・rice 「ラメ」:思い入れも多少あるのかもしれないけれど、一度聴いただけでなんとなく口ずさめてしまうメロがああた。ボーカルは以前よりだいぶ力が抜けてきていて、もはやラファエルのYUKIではないなあ。また、今回もチェロがブイブイいってて他と一線を画している所以はここにありといった趣。ミニアルバム的短さ・曲数のわりにしっかりフルアルバム値段を取るのは納得いかない。
フジファブリック 「陽炎」:ピアノ!
フジファブリック 「赤黄色の金木犀」:オルガン!