むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

クジャムボン「imagination tour 04 〜cjammbon & clammbon〜」@得三

整理番号が若かったので最前確保は十分可能だったけれど、まあぎりぎりでもいっかーと開演10分前に乗り込む。会場となる得三は小さいながら一癖ある有名ミュージシャンも多数来る会場。うちから徒歩圏内だけど、入るのははじめて。ボトムラインとともに、名古屋にきて3年でようやっと徒歩圏内のライブハウスをつぶすことができた。会場はそれなりの入り。150人前後か? 中団を確保し、10分押しくらいでスタート。
バンドの性質上、ジャムセッションやって終わりというシンプルな構成。40分くらいのものを1本、50〜60分くらいのを1本、アンコールを5分くらい、で終わり。編成は1本目にVn.とS.Saxが参加、2本目にGts.とA.SaxとVn.が参加。決め事なしの即興とはいえ好きな音楽の色は多少なりとも表れるようで、手持ちのわかる範囲で言うならばTORTOISEgodspeed you! black emperorの中間くらいの音像で押してゆく。全体的に郁子嬢が引き気味で展開。静かな入り→徐々に盛り上げ→頂点→また落ち着きという流れを繰り返して静かに締めるというのがパターンではあるが、上昇時の頂点はその時々で異なるので、画一的というわけでもない。単純にこういう曲での存在感が好きということもあるのだろうが、ドラムが絡んでくると途端に締まって緊張感を帯びてくる。ぐっと登りつめてゆく感じがある。それにしてもほんとうに良く合いますね。さすがにブレイクを作り出すことはできないけれど、 争うでもなく主導者が入れ替わってゆくのは見事。面白かった。もっとも、いちばんよかったのはマネージャー豊岡氏をGt.に迎えたアンコール。
惜しむらくは、前方立ち位置を確保しなかったこと。各人いろいろやっているのがほとんど見えなかった。もったいないことした。