むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

ドラゴンボール、一気に読んでみて

何だかんだで、夢中になって読ませるだけのものはある。面白い。週刊連載の終盤なんかだと、一週まるまる戦闘でどうしようもない回があったものだが、単行本ベースで読むとちょうどいいくらいだと思う。後半は長い戦いの連続かと思っていたけれど、だいたいは単行本1〜2冊で区切りがついているから冗長さもさして感じない。単行本で読んだときのことをイメージして描いてたのかな、と思うくらい、よくできている。
もちろん、戦いの連続で力がインフレを起こしていたり、仙豆が地球の命運を握っているような状態になったり、セル編の時間軸の関係がいまいちわからなかったり、各キャラクターへのフォローがしっかりしているわりにはランチが忘れられた存在になっていたりするところはある(一気に読んであまり絵の微細なところまで見ていないのでわからないが、ひょっとしたらちらっと出ているかも)が、そのようなところは無視していいくらいぐいぐい読める。
密度の濃さではラディッツ以前になるのだろうが、ラディッツ以後も捨てたものではないし、一気にいけるのはむしろラディッツ以後ではないかというのが率直な感想。や、単に台詞の量の問題ではなく。