むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

先月買った音源総ざらい

Kagrra, 「京」:ここしばらくぱっとしないものが続いていたが、プロになったってことでさすがにがつんと来てくれた。短さもあって聴きやすい。最後に「愁」を入れずによりコンパクトにまとめてもよかったように思うが。
・V.A. 「アングラポップ イン大須 第3集」:15組15曲とミュージシャンがだぶらなくなったことがまず評価できる。内容の充実ぶりもシリーズ中いちばんではないか。大須の音楽事情を知るうえでの決定版。しかし一度発売延期してるのがいただけない。
・V.A. 「アングラポップ ジ・アザー10周年記念」:お祭りディスク。参加は第3集に出てきた中から8組。基本的には既発曲の別バージョンだと思っていたらば、どうしてどうして知らない曲が意外と多い。第3集とあわせて完全版という感じか。
ザ・シロップザ・シロップのゲリラ・ディスク No.5 ザ・シロップ・スーパー・ショウ 実況録音盤」:ライブ盤と架空サントラ。CDプレイヤーで聴けなかったので仕方なくPCのプレイヤーで聴く。ライブ盤と思いきや擬似ライブじゃないか。歓声が明らかに不自然。残響がかなりライブ風で演奏も生々しいので、客を入れてないライブハウスで一発録り、という印象があるが。音盤のかっちり作られた世界より荒々しさがあってこれはこれでいい。
Fatima 「静む体温」:新着マキシ。標題曲は第一印象は「あれ?」と思うけどじわじわ来る。音色や響かせ方もいままでと違ってて、新しい境地を開いてる。カップリングはおなじみの作風で、前から好きな人にはたぶん満足できる。
Swinging Popsicle 「transit」:別項
BINGO BONGO 「WILD PITCH」:ファースト。「はなまるマーケット」を長年彩った「ユースケの『サマー・ビーチジゴロ』」収録。名曲。それ以外はとくに。どこかで聴いたような曲(たぶんポップジャムで耳にしたのだろう)は多いけれど。1枚目から3枚目まで全部似たような感じだなあ。
高野寛 「Bye Bye Television」:既発表曲の中で唯一持ってなかった2曲を補完。独特のメロディーの流れにああ、高野寛だなあと実感して涙を流す(流してない)。
和田アキ子和田アキ子リサイタル〜日劇に於ける実況録音」:とにかくMCが巧い。話芸を堪能。デビュー数年の音源なので知らない曲が多い。最近作よりもリズム重視っぽくて、軽やかでいい。
・ザ・シー・アンド・ケイク 「ナッソウ」:オビに本作はロック色が強いみたいなことが書いてあるので実際はもう少しシカゴ音響派寄りの雰囲気なのかもしれないが、これは妙に安いオルガンやギターがちゃらちゃら言っててGSっぽい印象がある。これはこれで悪くない。録音レベルが異様に低いのがストレスたまる。
広末涼子ARIGATO!」:いまこそヒロスエ再評価! と意気込んだが、あまりよくなかった。イントロを聴くと「おっ」と思ったりもするのだが、メロがはじまるとがっかりしたり。もう少し寝かせたほうが良いのかもしれない。
広末涼子 「private」:同上
バーレスクエンジンサイドカー」:ファーストアルバムの補完的位置付けで買ったのでとくになんとも。
・MASCHERA 「BEST」:ビジュアル系(そもそもビジュアル系かどうかがあやしいが)の中でも最も歌謡曲に近かったと考えるホリプロ所属バンドの解散後ベスト。デビュー当時の軟弱路線から末期の男前路線への大きな変化がこの一枚で。末期のノリでもう少しやってくれてもよかったのに。まあ軟弱路線もメロは好きなんだけれども。
・Blue 「CHRONOGATE」:新録集。新録は得てして前の方がよかった…となりがちだが、これは案外といいかも。キーボードをちょこちょこ使って線が細かったのが、それを抜いて4人だけで録ったことで、骨太になった感がある。
・Vasalla 「Unlimited」:ビジュアルもの。思ってたよりは聴けるけど、それでもあんまり。
MIRAGEArcadia」:ビジュアルもの。思ってた通りひどい。ひどさという観点においては面白い。
小室哲哉天と地と[SOUNDTRACK]」:迷曲「天と地と」が聴ければそれでよかった。出来? 出来はもちろんひどいよ? サントラ部は悪くはないが長くてしんどい。
Dr.コパDr.コパの風水開運Music Vol.1 〜あなたの幸せつくります〜」:トンデモディスク。「あなたが家にいないときもこの音楽をかけて部屋に運気を呼び込んでください」とヒドイことを言うばかりか、風水というよりただのおまじないとか習慣に近いことを風水によって決まってることにしたり、自分のことを「コパさん」呼ばわりしたり、もうネタ以前に腹が立ってくる。
メレンゲ 「少女プラシーボ」:えーと、まんまゴーイングアンダーグラウンドでした。期待はかなり大きかったんだが…。今後買ってゆくかは微妙。
ランクヘッド 「影と煙草と僕と青」:インディーズ盤。思ったよりバタ臭い。声もメジャーデビュー曲「白い声」とは全然違う、ような気がする。徐々になじんできたが、「白い声」から入ってゆくと若干の違和感があるかも。
Syrup16g 「My Song」:音の太さは同じ日に買った中でも抜群で、既に貫禄さえ漂い始めている。曲も一時期に比べたら明るめになってきた。
・タイライクヤ 「完璧な虹」:たまにわしづかみにするようなフレーズが出てくる。それも多分に影響しているのだろうが、あまりぱっとしなかったのがどんどん良くなってきた。 声が思ったより豪気な感じ。ジャケットとかから、もっと繊細な雰囲気かと思ってた。KAITAみたいなイメージかなあ。
大正九年 「銀吟堂ミステリー」:インディーズ3枚目。「九階に在る食堂」の詰め込み感にはかなわない(かなうはずもない)が、粒ぞろい。シングルで切った「失礼しましたプロポーズ」なんかよくできてる。
アポロチーム 「ベアハグ」:メジャーファースト。某イベントで見てはや5年、ついに買ってみた。結果として、今まで寝かせておいてよかったと思う。若干パンク気味スリーピースギターロック。メインボーカルが女性ということで他とちょっと手触りが違う。初期スーパーカーもこんな感じかしら?
ステレオラブ 「スウィッチド・オン VOL.2 〜 リフライド・エクトプラズム」:10年近く前のアルバム未収録曲集だが、ギターがぎゅいぎゅいいっててけっこういい。むしろ最近のよりいいかも。
・SAY'S 「SAY'Sベスト」:Myこれ!クションシリーズ。前半は光GENJIユニットとは思えない曲の冴えなさだが、後半はグダグダなカバーメドレーとか得体の知れない熱気に包まれたライブバージョン(やっぱりカバー)とか聴き応えがある。あともう持ってたけど、「WE ARE THE CHAMP」はやっぱり彼らのバージョンが決定版ね。