むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

小林武史がKAT-TUN赤西と期間限定ユニット結成

http://natalie.mu/news/show/id/22849
初めて耳にしたときからジャニーズ meet ビジュアル系と直感した「LIPS」がけっこう好きで、カトゥーンを買い始めたのは「LIPS」入手のためといっても過言ではない(シングルだけで済ませればいいものをわざわざアルバムで揃えるのは性格というかなんというか)くらいなので、収録の「KAT-TUN III QUEEN OF PIRATES」をゲットした今は「LIPS」をよく聴いている。また「カルトビジュアルコレクション」を作る機会があったらたぶん入れると思う。ツーバスをフィーチャーさせてベタにベタを重ねたあの曲調はいまどきビジュアル系でもなかなか聴けないと思うが、いわゆるオバンギャには懐かしく聴けるものなんじゃないかしら。ビジュアル系好きは聴くべき。逆に「LIPS」が好きなジャニーズ好きはビジュアル系を聴くべき。
LIPSの効果をより上げていると思われるのが、赤西くんと思しき声のビブラート。過剰すぎるくらいにかけるビブラートがビジュアル系くさくてたまらない。「はーげーぇしーぃくー(ぅうぅうぅうぅうぅうぅーわ)」とみんなサラッと唄ってるのにひとりビブラートをかけまくっている。スマップで一人唄い方が異なるキムタクさんみたい、と思わないでもないが、ビジュアル系においてはこのくらいの個性があってちょうどいいと思う。というかビジュアル系ボーカルに向いてると思う。
そうは言ってもビブラートが赤西くんのものかいまいちわからない。亀梨くんかもしれない。カトゥーンって、声の違いがよくわからないのだ。セカンドアルバムを聴いて、田口・上田・中丸といったあたりの声はわかった。それぞれ残念なことになっているのもわかった。でもほか3人の区別がつかない。ラップしてるのは基本的にジョーカーだというのはそりゃわかるけど、ジョーカーが田中として唄ってる時の声はわからない。判断が間違っていなければ、カトゥーンの歌唱力は赤西くんでもっていて、それを亀梨くんが追う形、だと思っているのだがどうだろう。「LIPS」でも1番のAメロは赤西くんのようだし。
そんなわけで、赤西くんが期間限定とはいえソロで活動するのはジャニーさん(メリーさん?)よくわかってるなあ、という印象だし、説明によれば一応ロック寄りの曲にするようで、それも合っていると思う。けっこう期待できるんじゃないか。最近のジャニーズはこうした適材適所的な使い方ができていてよいと思う。テゴマスなんかも、NEWSの中では図抜けた力量だけどグループでメインを張る声質じゃない2人をくっつけたユニットだし。賛否両論というかネットを徘徊すると否定的な声の方が多いジャニーズだけど、売り方をわかっている(アルバムを聴いてもNEWSをどうしていきたいのかはよくわからないのだけど)ということはもっと評価されてよいと思う。
ただ、カトゥーン「『un-』」、あれは残念。曲自体は近年のジャニーズの中でも有数ではなかろうかと思われる名曲なんだが、築き上げたカトゥーンのイメージとは真逆なんじゃないかね。嵐に唄わせてシングルカットすればバカ売れしそうな感じの曲。それを歌っているのがなぜか赤西亀梨の一軍メンバーじゃなさそうなのがまた残念。ガチャガチャした感じになってしまってますがな。せめて赤西亀梨に歌わせるべきだったんじゃないかと。最後のサビで赤西くん?が「でーぃどぅりーむ…」と被せてくると安心します。赤西くんはカトゥーンの歌部門の良心。そりゃ一時離脱なんてことがあっても脱退まではさせないわ。