むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

Spangle call Lilli line「Spangle call Lilli line 10th Anniversary Live Tour」(w / Phallusor)@得三

jellyfish vol.17扱いではあるけど、スパングルのツアーに乗っかった形になると思うのでこういう表記で。妻との待ち合わせ場所に向かう途中、今池交差点での信号待ちで、スパングルVoの大坪さんに遭遇。声をかけるかどうか迷うが、もし違ってたらどうしようと思って声をかけられず。会場入りしてからのステージセッティングでやはり本人だったことを確認(同行者もステージセットをしていたので)。あああ声かければよかった。

オープニングのPhallusor、帽子率高すぎ。MacとPfを操っていた人が中心、というかソロユニット+サポートメンバーなんだろうか? 電子音に楽器メンバーが譜面を見ながらタイミングを計って音を入れていく現代音楽ふうの曲と、Chicago Underground Quartetみたいな感じの曲(手持ち音源が豊富でないので例えが適切ではないけど)と、大きく分けて2種類の曲をやるバンド。後者のほうが好み。前者も嫌いというほどではないんだけど、譜面を睨みながら音を入れていくのはやってて楽しいのかなあ、と思えてしまって複雑な気分になった。最後のほうにメンバー紹介があって初めて知ったのだが、asanaのギターの人と名古屋ではおなじみの松石ゲルがいたようで。ゲルさん初めて見た。ちっこい人だな…。自分より小さいかもしれない。電子楽器も使いこなすとは最強すぎる。

Phallusorが終わると前列の客がぐっと寄って期待も高まる。メンバー+B+Key+Ds+Pf。ちょうど1年ぶり(去年もこの時期)、2度目の名古屋公演は10周年記念ライブということで、2枚新譜を出した直後とはいえ幅広い選曲が示唆されており、それに期待していた。それに応えるように序盤のMCで「普段あまりやらない曲もやろうかと思ってます」「きょうはスパングル史上初、60分を超えるライブをやります。オーバーサーティーなので体力が最後までもつか心配」と宣言していて、終わってみるとアンコール含めおよそ110分。去年感じた食い足りなさもなかった。一曲一曲が長い傾向にあるので、時間の割に曲数は少ないのだけど、それでも聴きたいなあと思っていたのはだいたい聴けたので満足といえば満足。いわゆる「普段あまりやらない」っぽい曲もイントロで「おお、まさかこれをやるとは」という感じで楽しかった。熱量が半端ではなく、楽曲があんななのにどうしてここまで、と思ってしまう。思わずTシャツ買っちゃった。物販でTシャツ買ったのは久しぶり。クラムボンのimaginationツアー以来だろうか…?

まとめてる人が現段階でほとんどいないっぽいので、だいたいのセットリストを「続きを読む」から。

1. mai
2. unknown
3. mila
4. U-Lite
5. Lilli Disco
6. B.P.
7. sea
8. error slow(6〜8曲目の順番は記憶が曖昧)
9. roam in octave
10. quiet warp
11. "telephone"
12. nano
13. ice track
En1. piano
En2. E

確かこんな感じ。今回の曲でプレイリストを組んだら曲だけで90分を超えるんだよな。そりゃ110分にもなるわな。