むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

te'(opening act:3nd) 「te' 2nd album release ONEMAN TOUR 沈黙を学べ。我が友よ。言葉は銀に等しい。が、時を得た沈黙は純金だ。」@CLUB ROCK'N'ROLL

招待キャンペーンがあたったte'のワンマン。ロックンロールだし、さぞかしぎゅうぎゅう詰めだろうと思いきや、けっこう寂しい人の入り。ガラガラというわけでもないけれど、足元に荷物を置こうと思えば置けるし、別に後ろからの圧力があるわけでもないし、自分の目には寂しく映った。たぶん売り切れてもいない。

3ndが30分くらい、セット交換が25分くらい(これが長かった…)でte'の登場。PVやDVDを見ていないので初めてナマの姿を見たのだが、いや若いのね…。なんとなく、年寄りというかけっこう大人がやっているようにイメージしていたので、それとのギャップが激しい。あの外見だと、いま25歳前後くらいなのだろうか?

ステージ上の配置も特殊。ドラムが下手袖で、ステージ中央に身体を向ける形(そういえばtoeもそうだったかしら?)。ベースはドラムの前に位置する形で、背をこちらに向ける。下手〜中央をあくまで背を向けながら移動。GSでいうところのリードギターが上手手前。サイドギターが奥。中心になっているのは奥の人みたいね? この人はtoeのサイドの人に似ているように思った。

3ndもそこそこよくやってるなあという印象で見ていたが、その後のte'の勢いはあっという間にそれをかき消すに十分。ゴリゴリ押していく曲が多いこともあるのだろう、何しろBPM160で16分音符を延々刻むような曲もあるし。それを抜きにしても音圧の違いは歴然で、ドゥワー、グワーと洪水に呑み込まれているうちに終わってしまったような感じ。実際はギターに目をやっていた人が多かったのだろうけれど、とにかくドラムの暴れっぷりが尋常ではなく、すべて持っていかれている印象すらあった。パワフルなドラミングに惚れ惚れ。90分そこそこの公演でも満足度高く、非常に充実したものであったと思う。

公演後に耳の具合がしばらく悪くなるのはお約束。クルマで流すCDの音量もいつもより小さく感じるくらいだった。