むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

ペスリエさんが再び輝く

競馬を始める直接のきっかけになったのは職場の元同僚だが、その世界を知ったのはペリエがきっかけ。

学生の頃、KBSが好きでよく垂れ流しにしていて、競馬中継もその一環で流していた。そこでよく聞こえていたのがペリエの名。当時の彼はたぶん栗東所属だったのだろう、テレビの中で人気だろうが人気薄だろうがバンバン持ってきていて、競馬を知らないながらも、この人スゴいなあ、競馬はこの人を買えば当たるんじゃないかなあと思っていた。(このこともあってか、ペリエは好きな騎手)
その後数年の時が流れ、競馬を実際にするようになった頃にはペリエは関東リーディングの藤沢厩舎に招かれて多くの人気馬に騎乗、秋古馬三冠も達成するようになっていた。しかしこの時には腕も広く知られ、そもそも馬も人気、なかなか手が出せるものではなかった。当時はグリーンチャンネルを見てなかったうえに主に関東で騎乗するため、なかなか見る機会がないというのも不満であった。
その後藤沢厩舎との縁は切れ、彼は栗東に戻ってくる。いよいよ関西でペリエが見られる! しかし学生の頃に見た姿はそこにはない。人気で飛び、人気薄でももちろん飛び。大舞台での強さは見せつけたものの、昔の神っぷりを思うと物足りないものがあった。
で、今季。来日週に騎乗停止になるアクシデントがあったが、復帰後の彼はそれはもう鬼ですよ。人気自体は昨季よりあまり変わらないのに内容は一変。人気だろうが人気薄だろうが馬のコース適性が疑問視されようが、腕一本で持ってくる神に戻っていた(きょうのトラストジュゲムのように わけのわからない飛ばし方もするけど)。よく言われるように、騎乗が積極的になったからなのだろう。これだよこれ。 いまくらいの人気でこの成績だと妙味があって狙いが立つ。 というより馬券とは別の次元で、ペリエが輝きを取り戻したことは本当に嬉しい。「うわー、ペリエは神」などと言いながらレースを見られるのが嬉しい。この感じだと、国内における外国人騎手の一番手はルメールでもデムーロでもなく、まだ当分ペリエなんじゃないかなと思う。

ペリエ過去5年メモ

所属成績平均人気重賞勝ち
02年秋〜03年冬美浦(39.36.27.112/214)3.4有馬記念阪神牝馬SAJCC京都牝馬S
03年秋〜04年冬美浦(54.34.39.126/253)3.1有馬記念天皇賞秋・武蔵野S
04年秋〜05年冬美浦(33.33.31.147/244)3.5古馬三冠
05年秋〜06年冬栗東(13.12.16.128/169)4.8マイルCSステイヤーズSアーリントンC
06年秋〜現在栗東(13.11.7.34/65)4.5ステイヤーズS鳴尾記念

人気のわりに盛り返しているのがまるわかり。騎乗停止がなければ2ヶ月で20勝にも手が届いてたかも。騎乗停止があればこその成績なのかもしれないけど。藤沢時代は意外と重賞勝ってなかったんだなあ。