むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

映画「ハチミツとクローバー」@センチュリーシネマ

ようやっと観た。もう公開は終わりに近づいてるし、ある程度のネタバレも大丈夫よね? 本編についてはいちおう続きを読む設定にしておこう…。

キャスティングに関して
・竹本:最後まで「竹本」でなく「桜井くん」という眼で見てしまう。よくやってはいる。
・はぐ:ちょっと面長だけど見事にはぐ。竹本と身長差がなさすぎるのは仕方ない。
・真山:行動に間が入り込んでる感じ。一瞬間、おぎやはぎ矢作っぽく見えてしまう部分も。もう少しぴしっとしてるほうが良さそう。もっとドレスシャツを前に出してほしかったし。それでも実年齢32でこの役は素晴らしい。
・あゆ:「〜のだ」はどうかと思うし目がちょっと強いが、いちばんハマってると思う。それだけにアーチ・エンジェルで和音さんもやるっていうのが信じられないのだ。これで和音さんもハマってたら神認定。
・森田:2時間で話を収めるためにいちばん設定が変わったのはこの人。精悍で端整な顔立ちはキャラとはちょっと違うように思う。原作とはまるっきり別人で、そう思って観たほうがいい。地に足がついた感じで、飄々としたところが感じられず。これは役者云々より演出等の関係だろうけど。
・修ちゃん:はぐLOVE☆の設定があまり前面に出てなくて、ただのいい人になってた。そういう点ではデフォルトが笑顔の堺雅人を選んだのは間違ってないかと。
・リカさん:「雪の女王」感はゼロだがそもそもそういう設定ではなさそうだし、なにより西田尚美は大好きだからなあ。やはりかわいい。
・原田:エエエエなにその出番…。
・毬男と類二:吐夢の声がネタコントの時の声で、必死で笑いをこらえる。何もその声でやらなくても。吐夢の腹がだらしなくて、必死で笑いをこらえる。もっと絞れ。
・野宮:やっぱり出てない。

本編に関してツッコミとか感想とか

・いきなりオリジナルのシーンで、状況を掴むのにやや戸惑う
・各人が親しくなる経緯をぶっこ抜くための花本会かなあ
・竹本がベッドで寝てるううう
・竹本がパソコン持ってるううう(ただしブラウン管モニタ)
・竹本の好きな物はオリジナル設定ながらある程度原作をなぞらえており納得
・キッチンカロリー(と書いてたはず…御茶ノ水の同名店とは違うと思われる)での竹本がいいな
・帰国て!
・森田の衣装がけばけばしい
・寮て!
・真山がやたら過激になってる
・陶芸なのに絵の指導のバイトをするあゆ
・順調にはぐと親しくなるメンバー。ただし、真山との接点はほとんどないまま
・なんだか見たことあるような気がするロケ地。どこだろう? 吉祥寺? 荻窪
・リカさんの仕事場の外壁になんか絡まってるううう
・鉢合わせの重苦しさがさいこう
・ニャンざぶろうが無理なく?登場
・藤原兄弟登場。なるほどこういう設定で出してきますか
・発進しそうなクルマに慌てる真山いい
・海のシーンは良い
・あゆが携帯電話を持っているううう
・醤油を盛り込みますか!
・手ぬぐいによれば獅童は京都が本拠という設定なのに標準語だったよ?
・音楽は菅野よう子だったのか…
・エンドロールで出てきたオフショット?で、ハチクロ展でも展示されてた「おめかしした5人がガードレールに腰かけて」の写真が。あれ欲しい
スピッツ流して、さらに嵐を流すというエンドロールはなんとかならんかったのか。いや嵐の曲は好きですけど、ミュージシャンが誰であれ2曲流すという行為がちょっと。最近の映画はそういうもんですか

原作のシーンをそれなりにうまいこと絡めつつ、2時間でなんとかまとめたという印象。原作おなじみのモノローグも効果的に使用しており、使う量のわりに印象に残る。オリジナルシーンにはツッコミどころが多いが、まあ別物の話と思えば悪くない。というより原作と切り離して観るべき、なのだろうが、メイン級が5人いるだけにけっこう盛りだくさんで、原作を知らない人がこの情報量を咀嚼できるかどうかはちょっとわからない。
パンフは買ってない。フォトメイキングブックを買おうかなと思ってる。てかフォトメイキングブックの表紙はおめかし腰かけじゃないか! ならば買おう。サントラも買ってもいいかも。DVDは特典映像次第。