直るのをすっかり諦めていた腕時計。竜頭を引いて止めていたくらい。しばらく放置することで直ってないかしらと竜頭を再度押し込んでも、状況は同じ。秒針が動こうとしても何かにひっかかって動けない状態。と、強めの衝撃でそれがうまいこと外れるのでは、とふと思い立つ。
ブンブン振ってみる。
動き出した。ひっかかっていたところも今度は大丈夫。
直った。よかったよかった。以前から「刻みがダブってる」と言われているので、いつ壊れるかわからない状況であるのは変わらないけれど、しばらくは生きながらえそうなのはよかった。