むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

先月買った音源総ざらい

服部良一 「東京の屋根の下」:戦後まもなくの曲を集めた2枚組。ようやっと買った。解説がしっかりしており、また、量的にも入門編に向いているように思う。曲はもちろん親しみやすく、ハイカラ。たぶん詞先だからだろうけれど、明るくさらっと聴ける曲が多い。三木鶏郎みたいな曲まであって幅の広さを感じさせる。なんでこういう曲調が消えて演歌調一色になってしまうのかわからない。や、演歌は演歌で嫌いじゃないんだけど。
・Various 「烏龍歌集[チャイ]」:タイトルそのままでサントリーの烏龍茶CMソング集。カバーからオリジナルに移行する端境期の頃に出た感じなので、ほとんどがカバー。ボーナストラックでクリスマスメドレーが入っている。CMは嫌いじゃなかったしそれなりだが、1,500円ではまだ高かった。
高野寛 「NICE PAINTING」:宅録集という位置付けでいいのかしら。単に音源として世に出た曲のプロトタイプだけでなく、音源化されてない曲も多々あってオリジナルアルバムのように聴けないわけでもない。年代は10年くらいの幅があって、使う音色に昔の香りを感じることなんかはあるが、作風が大きくずれているという感じはない。これが通販限定・売り切れってのはもったいないような。ベスト盤より前面に出されるべきだと思う。
男闘呼組男闘呼組 5-3 -無現実-」:80年代後半のジャニーズの音がびんびんと。どうしてこう録音レベルが低いんだろう。5-1や5-2と比べるとまだ印象に残る気がする。ただ、言ってしまえば出来が悪くないのはせいぜい2作目くらいまでで、このへんまでくるともはや惰性。本人たちは張り切ってつくったんだろうけど…。せめて「REIKO」のようなネタ曲があればと。
・蜉蝣 「落首」:フルアルバム2枚目。全員曲を書けるめずらしいバンド。ギター1本のわりに同型の中では音圧で勝負できるほうだと思う。曲のタイプなど全体的な印象はこれまでと何ら変わらないが、結局手数が多いドラムというのが好きなんだろう。たとえボーカルが多少アレでも。
原田郁子 「たのしそう かなしそう」:ソロデビューシングルはまるで初期のクラムボンのよう。妙にせわしないドラムで走ってゆく、こういう曲はかなり好き。Polarisと組むのは意外でも何でもないので、アルバムではもっと意外な人と組んでほしいが…オオヤとの共同プロデュースだと無理かしらん。
松平健マツケンサンバII “オーレ!E.P.”」:買っただけで聴いてない。まあ、音自体は全部聴いたことあるし振り付けカード目当てだし、買うのはお布施のようなものだから…。