むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

先月買った音源総ざらい

・つばき 「夜と朝の隙間に」:直球で標準的なロックサウンド。どこまでも走っていけ。いつか喉をつぶすんじゃなかろうかという危うさがなきにしも。でもその声が魅力なのかなあとも思う。
Stereo Fabrication of Youth 「Audity」:個人的に「首都高ドライブ」が大ヒットしたバンドのメジャー初作。序盤はグレイプバインみたいな発声をするかと思ってたら、だんだんと独特の発声になってきて不思議な感じ。細めの声。曲や演奏は、うーん普通のポップ寄りギターロックだ。
dorlis 「swingin' street」:ジャンゴ・ラインハルトらのジプシーギターをソフトにして詞を乗せたような感じというのはいま日本にあまりないし、それが実際受けるかどうかは別としていんじゃないかと思う。それなりに色気ある声だし曲も悪くないと思う。詞が極甘でしんどいけれど。
首里フジコLUA E SOL」:沖縄民謡 meets ジャズみたいな感じの人。密室的なイメージはあまりないし、ジャズというよりはより南の音楽との邂逅かしらん。声質がマレフィス北上リュンヌみたい。生楽器がゆったり流れていい感じ。真夏向き。
・GUN DOG 「HUMANITY」:これはすごく好きです。メタルというほどではないのだろう、ハードロックという部類になるんだろうか。ハードめのビジュアル系にも通ずるところがないわけでもない一方で、こういう曲をやるなら英語詞でなくてはならないだろうし、間違いなく万人受けはしないけれど、好きな人はとことん好きそうな感じ。重戦車ディストーション、絞り出すシャウト。たのしいなあ。
OCEANLANE 「On my way back home」:悪くないけれどインパクトとしては若干落ちるような。PVがつくられた「Sign」や「Ships and Stars」は蓋し名曲なれど、その他の曲の印象が薄いような。単純に聴く回数の問題なのかもしれないけれど。
・トータス 「イッツ・オール・アラウンド・ユー」:今作もいい感じだ。前にも書いたけれど、インストでいて繰り返し聴くに堪えるのがいい。自分はあくまで歌謡曲ベースという自覚があるけれど、それでも飽きが来ない。
・TICA 「latest rules」:カバー集。現在求める音でないことはわかっているのだけれど、それなりの値段で出ているとなんとなく買ってしまう。彼らの曲をいつか延々かける日が来るような気がしているからなのだが、とりあえず今は軽く聴く程度。おしゃれ音楽。
HALCALI 「マーチングマーチ」:CDフォーマット万歳。タイトル曲ははじめはぱっとしないけれど、じわじわ来る。ナタリーワイズのカップリングがいい。Hello,Hello,Alone」と結びついちゃってるのがまたいい。ナタリーワイズのつくる音はやっぱりすごく好き。劇的で、揺さぶられるものがある。
・12012 「depression sign」:めずらしく本名で活動するビズアル系。ボーカルの前所属バンドはコンピで1曲だけ聴いていて苦手なタイプだったのだが、慣れると案外いけるかも。最近のでいうと蜉蝣を全体的に太くしたような印象。しょぼくれたミックスが多いレーベルの中にあってかなり太めにつくってるしいいとおもう。機会を見てほかのも買おう。
トルネード竜巻 「アラートボックス」:別項
LOST IN TIME 「きのうのこと」:実質「ヒカリ」のイントロのコーラスだけで買ってしまったようなものだが、うーん、もう少し判断する時間を設けてもよかったかも。悪くはないし好きな部類だけれど、結局美メロギターロックというところに落ち着いてしまうので、同型が多数いる現状にあっては買うこともなかったといえなくもない。
capsule 「S.F. sound furniture」:きらびやかな音楽。ピチカートmeetsシンバルズみたいな印象を未だ拭えないのだけれど、これはこれでアリか。「レトロメモリー」は入れなくてもよかったんでは。印象が強いせいか、これが入ることでややばらけた感じを受ける。
・V.A. 「伊集院光選曲 おバ歌謡」:「また一人」初CD化が実現したコンピだけれど、これはもうよく聴いたのでとりあえず措く。全体的になかにし礼のセンスが目につく。収録曲に何曲か参加していて、どれもこれもすごい歌詞。トンデモ歌詞だけでなかにし礼コレクションをつくるべき。それでも、みんなわりとふつうだな…と思って聴いてしまうあたりやばい気がする。
・シド 「流通盤」:ビジュアル界では新星として扱われる存在であるはずのバンドの初CD。前にネットで試聴したときはぐっと来たんだけれど、意外と普通というかなんというか。もう少し暗いコテコテのものを期待していたんだが、そんなことはなかった。アレンジ含め歌謡曲的。