むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

十八番(オハコ)とかいうCD-BOXが出たよ

昨晩寝る前につけたテレビで宣伝してた。間になぜかパペットマペットのショートコントが挟まれたので、パペットマペット目当てでだらだら見る。
テレビ通販のCD箱といえば70年代周辺のヒット曲を集めたものとかラブソング箱(しょっちゅう「サイレント・イヴ」がかかるやつ)あたりが有名と思われるが、これは完全に節操のない90年代ヒット曲集。タイトルも90年代以降のカラオケ文化を反映させてて、なんでも収録76曲中、タイアップが70曲、オリコン1位が24曲なんですって。うわーすっごぉーい。当然のごとくレーベルの垣根を越えているわけだが、参加会社がエイベックス・ワーナー・ポニーキャニオンのみ、しかも発売元がエイベックスクラブ(他社のファミリークラブみたいなもんか)なので、その偏りの激しいことと言ったら。ソニーからも東芝からも振られているのが、実際は知らないけれど仲良しの会社が少ないことを暗示しているようで笑える。…まさか最初から声をかけてなかったなんてことはないよな? 収録曲はほとんど持ってないのにだいたい唄えるかも、という事実にやや落ち込む。いかにエイベックスが意識下に刷り込まれているかということだ。おそろしい。
日経エンタの人が出てきて「J-POP黄金時代の輝きが詰まってる」といった主旨の歯の浮くようなことを言っていた。それを完全否定するわけではないけれど、同時にこの時代は音楽大量消費の時代でもあったわけで、それを考えると76曲収録だし足を使えば760円あれば全音源揃うのではないかと思うが如何。端的に言うと、ハードオフの10枚100円コーナーで揃うのではないかと思うが如何。高めに見積もったとして1枚100円コーナーで揃えても7,600円ですよ。1枚100円なんて、これらの楽曲にそれだけの価値が将来はともかく、いまあるはずもないけれど。そんなものに12,800円という値付けはいかがなものか。誰が買うんだこんなもの。目玉に事欠いて業界初・シースルーディスク採用なんて抜かしているがきょうびシースルーディスクはインディーズビジュアル系でも採用してるんだよ!
760円で揃ってしまいそうな収録曲一覧は下記でございます。5枚組。エイベックス→ポニーキャニオン→エイベックス→ワーナー→エイベックスですな。エイベックス率6割。うわーほしいすっごくほしい(無感情)。
http://www.e-okaimono.com/music/sh_ohk_lis.html