むらかみだいあり

買ったものとかおんがくとかの記録。2003年以前は手元に残っているもののみ。

V.A.「アングラ・ポップ ジ・アザー10周年記念イベント」@クラブダイヤモンドホール

開演時刻を少しまわって会場へ。扉を開けると60〜70年代ファッションの若者だらけ。あまりに普通の格好なのでちょっと気後れ。開始まもなくの段階での人の入りは、結構なものだと思った。各人が踊るスペースを十分に確保できるけれど、あまり派手にやると周りにぶつかる、という感じ。BGMは出ました岡崎広志とスターゲイザーズ。間もなく、ライブアクトが始まった。
バイソン : スリーピースのサイケデリックロックンロール、って言っていいのかしら。MCもなくノンストップでごりごり押す。押す。静かなる狂気みたいなのが伝わってくる。わりといいと思う。GS時代によくあった「ゥワーーーーォゥ」っちゅうシャウトが何度もあって、それだけで満足。ベースの人がスクービードゥーのフロントみたいに見えてちょっと面白かった。
ザ・シロップ : お目当て。とくにゲルがお目当て。音源を聴いた感じから、ソフトなドラミングかと思っていたら案外とストロークも大きくパワフルだった。きょうはフルートがいないセットでそこは残念だったが、キラーチューンを連発。とくに最後の「せつないあなた」「リズムアンドブルースをうたうように」は完璧布陣です。周りの揺れも大きくなります。自分もよくわかんないけどなんとなく身体を揺らします。踊るということがちょっぴりわかった気がした。
このあとブラック・ナグ→ザ・サイクロンズ→騒音寺バーレスクエンジン→ホット・ハニーバニー・ストンパーズと流れるようだが、所期の目的はほぼ果たした・腹減った・今晩は4時まではとてももたないという理由で退散。せっかくのイベントなのにすみません…。バーレスクエンジンはせっかく名古屋初見参なのに見ないですみません…。
8時間中2時間もいなかったわけだが、これはたのしいと思う。周りは互いに見知った顔みたいな感じなので、そのあたりは内向的な自分にはちょっと辛いけど。あとは周りの目を気にせず身体を揺らす(たぶん、踊るところまではいけない)ことができればかなり楽しいのだろう。いまのところ、どうしても周りを気にしてしまう。照れがある。ハルカリの時も身体はうずうずしてたのにいまひとつ自分をさらけだせなかった。こういう性格だという諦めはあるにはあるが、それを越えたいというのもちょっとあって。むつかしい。